国際医療技術研究所についてAbout IMT

国際医療技術研究所(The International Institute of Medical Technology)は、国内外の機関と協力し、幅広い分野の活動を推進しています。

特に、2000年(平成12年)に開設された継続教育の専門機関であるIMT Collegeは、第一線の医師、研究者、コメディカルから高い評価を受けています。

事業内容

第一線の医療や臨床研究の支援

国際医療技術研究所が主宰するIMT Collegeは、最新の医学情報に基づいた医療を支援するための専門機関です。
日本における第一線の医療を担う医師やコメディカルが抱えている問題を解決し、根拠に基づいた医療「Evidence-Based Medicine:EBM」の推進を目指しています。

また、産婦人科領域の欧米主要論文を収録したデータベース「総合臨床研究支援電子辞書(IMT College Dictionary)」を作成し、文献検索および論文作成の支援を行っています。

国際医療協力

欧米の新しい医薬品や医療機器に関する情報の提供や、欧米の医師との医療協力を促すための支援活動を行っています。既に、IMT Collegeの会員のニーズに迅速に対応し、国内では入手できない薬剤や医療機器の購入を支援するシステムが確立されています。

活動方針

最新の医学情報を求める第一線の臨床医のジレンマ

民間クリニックの医師が全国レベルの学会に参加するためには、 数日の休診や代診医師の確保など難しい問題は多く、国際学会に参加する場合はさらに問題は大きくなります。近年、専門領域によっては医師が減少し地域病院や民間クリニックでも医師の派遣を要請することは極めて難しくなっています。

最新の情報を得るためにこのような負担を覚悟で学会に参加したとしても、最近の学会は多数の会場に分散され、演題の1割も聞くことができないというのが現状です。それでも学会等に参加できれば良いのですが、施設を離れることが出来ずに新しい情報を得る機会を失っている医師の方々は少なくありません。

質の高い情報は内外で発表される学術論文からも得ることができます。膨大な量の臨床論文が内外の雑誌に掲載されています。しかし、多忙な臨床家にとって、質の高い学術論文、特に、欧文で発表される医学論文を日々の診療の合間に読むことは極めて困難なことです。最新の学問的根拠を基に適切な医療を提供したいと考えている医師にとって、また、コメディカルにとってもこのような状況は大きな問題です。

今、臨床医に求められている根拠に基づいた医療(EBM)

日本では常識と考えられている医療でも、世界では通用しないことが少なくないと指摘されています。そこでエビデンスに基づいたグローバルスタンダードの医療(Evidence-Based Medicine:EBM)を推進しようという機運が高まってきました。

EBMは、イギリスのArchiebald Cochrane(1908‐1988)の「全ての医療について無作為比較試験が必要である」という考えに端を発しています。
しかし、EBMに否定的な感情を持つ医療関係者もいます。それは、今まで自ら行ってきた医療が否定されるのではないか、あるいは、コンピュータを駆使した分析法に馴染めない等の理由が考えられます。EBMは従来の医療を否定するものではなく、むしろ困ったときに医師や患者を支えてくれるものです。

最新の医学知識を有する患者やその家族にどのように応えるか

EBMに沿わない医療を施行し、結果が思わしくなければ、患者から医療過誤の責任を問われかねません。 実際、根拠を欠く医療を習慣的に施行し、その責任を問われている医師もいます。

第一線の臨床に携わっている医師の方々には、国際医療技術研究所が主宰するIMT Collegeで医学データベースに基づいた最新の医療を学び、EBMに沿った医療の発展に寄与して戴きたいと念願いたします。

施設案内

国際医療技術研究所 兼 IMT College事務局

〒320-0843 栃木県宇都宮市花園町2-6
TEL 028-651-0820/FAX 028-651-0826
E-mail:studio@imtcollege.org

国際医療技術研究所 Webシステム・CG事業部

〒001-0026 北海道札幌市北区北26条西9丁目1-1
Tel 011-700-9955/FAX 011-700-9966

国際医療技術研究所 那須研修センター

〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙2273-51

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